アスカ文明 プログラミング教室
朝刊
アスオタウン新聞
令和八年十月十日 第百四号
花屋のLOVE美と仲良くなると…
アスオタウンでは花屋のLOVE美と仲良くなると、「喫…
花屋のLOVE美と仲良くなると…
【写真】アスオタウンでは花屋のLOVE美と仲良くなると、「喫茶店デートに誘う…(二十一日撮影)
 アスオタウンでは花屋のLOVE美と仲良くなると、「喫茶店デートに誘う」「なんでもない」を選べ… 二十一日、町内で確認された。写真はその場に居合わせた者が残したもので、編集部が本日の一面として掲げる。詳しい経過は下段に記した。
 二十一日、町内で アスオタウンでは花屋のLOVE美と仲良くなると、「喫茶店デートに誘う」「なんでも… という場面が目撃された。居合わせた者がその場を写しており、編集部はこれを本日の一面とした。

 目撃者は次のように話している。「アスオタウンでは花屋のLOVE美と仲良くなると、「喫茶店デートに誘う」「なんでもない」を選べます。」

 花屋の前は一年じゅう色があり、通りの中でそこだけ明るく見える。斜向かいの喫茶店は昼下がりが静かで、窓ぎわの席がいつも先に埋まる。記者は、この二軒のあいだで町の縁組みがかなり進んでいると見ている。

 この一件があったあたりは、時間帯によって顔が変わる。同じ道でも朝は通り抜ける人が多く、夕方は立ち止まる人が増える。編集部が数えたかぎり、この通りを一日に行き来する顔は三十を下らない。雨の日には傘の色が通りに並び、それだけで町の見え方が変わる。

 アスオタウンは端から端まで歩いてまわれる。北に遊園地、西に浜、東に商店街と飲み屋の通りがあり、南は住宅街である。電車に乗れば温泉郷にも行ける。どの道を選んでも途中で誰かに出会うので、まっすぐ目的地に着いたためしがない。本紙が毎朝一面を埋められるのも、そのおかげである。

 本紙は毎朝、自転車で配られる。受け取りそこねても、通りに落ちたぶんを拾えば読める。第百四号にあたる本日ぶんは、令和八年十月十日の発行である。過去の号は本社の棚にすべて残してあり、いつでも読み返せる。

 編集部は引き続き町を歩き、目にしたことを翌朝の紙面に載せる。記事の種はすべて町を歩いた者が残したものである。写真も見出しも、机の上でこしらえたものは一つもない。明日も同じ時刻に、同じ自転車がこの通りを走る。
町の声
 「こういうことがあるから、この町は見ていて飽きない」と、広場にいた町民は話した。「毎朝、自転車の音で目が覚めるんです。窓を開けるともう郵便受けに入っている。見出しだけ読んで出かける日もありますよ」。別の一人は「拾って読むのが好きだ」と言った。
町だより
・人に合わせたら、ダメ(第百六十号) ・夕方に剣道場に入ると、子供達が…(第百五十九号) ・昼に自宅のテレビをつけると、「…(第百五十八号) ・夜に自宅のテレビをつけると、歌…(第百五十七号) ・夜の東アスオのロータリーで、居…(第百五十六号) ・夏の夜の東アスオで盆踊りが開か…(第百五十五号) ・大通りの歩道で、選挙出流夫が演…(第百五十四号) 
発行 アスオタウン新聞社 asukabunmei.com/town / 無代
毎朝、自転車でお届けしています