アスカ文明 プログラミング教室
朝刊
アスオタウン新聞
令和八年十月十日 第七十五号
空からチラシが降ってくると、天…
アスオタウンでは空からチラシが降ってくると、天下一武…
空からチラシが降ってくると、天…
【写真】アスオタウンでは空からチラシが降ってくると、天下一武闘会に出場して、…(二十一日撮影)
 アスオタウンでは空からチラシが降ってくると、天下一武闘会に出場して、妖怪ゴマまきブタ野郎と戦… 二十一日、町内で確認された。写真はその場に居合わせた者が残したもので、編集部が本日の一面として掲げる。詳しい経過は下段に記した。
 二十一日、町内で アスオタウンでは空からチラシが降ってくると、天下一武闘会に出場して、妖怪ゴマまき… という場面が目撃された。居合わせた者がその場を写しており、編集部はこれを本日の一面とした。

 目撃者は次のように話している。「アスオタウンでは空からチラシが降ってくると、天下一武闘会に出場して、妖怪ゴマまきブタ野郎と戦えます。」

 アスオタウンは歩いてまわれる大きさの町である。同じ通りでも朝と夜では見えるものが変わり、立ち止まる場所もその日で変わる。記者は、こういう一件が起きるくらいの町の広さがちょうどよいと思っている。

 この一件があったあたりは、時間帯によって顔が変わる。同じ道でも朝は通り抜ける人が多く、夕方は立ち止まる人が増える。編集部が数えたかぎり、この通りを一日に行き来する顔は三十を下らない。雨の日には傘の色が通りに並び、それだけで町の見え方が変わる。

 アスオタウンは端から端まで歩いてまわれる。北に遊園地、西に浜、東に商店街と飲み屋の通りがあり、南は住宅街である。電車に乗れば温泉郷にも行ける。どの道を選んでも途中で誰かに出会うので、まっすぐ目的地に着いたためしがない。本紙が毎朝一面を埋められるのも、そのおかげである。

 本紙は毎朝、自転車で配られる。受け取りそこねても、通りに落ちたぶんを拾えば読める。第七十五号にあたる本日ぶんは、令和八年十月十日の発行である。過去の号は本社の棚にすべて残してあり、いつでも読み返せる。

 編集部は引き続き町を歩き、目にしたことを翌朝の紙面に載せる。記事の種はすべて町を歩いた者が残したものである。写真も見出しも、机の上でこしらえたものは一つもない。明日も同じ時刻に、同じ自転車がこの通りを走る。
町の声
 「こういうことがあるから、この町は見ていて飽きない」と、広場にいた町民は話した。「毎朝、自転車の音で目が覚めるんです。窓を開けるともう郵便受けに入っている。見出しだけ読んで出かける日もありますよ」。別の一人は「拾って読むのが好きだ」と言った。
町だより
・人に合わせたら、ダメ(第百六十号) ・夕方に剣道場に入ると、子供達が…(第百五十九号) ・昼に自宅のテレビをつけると、「…(第百五十八号) ・夜に自宅のテレビをつけると、歌…(第百五十七号) ・夜の東アスオのロータリーで、居…(第百五十六号) ・夏の夜の東アスオで盆踊りが開か…(第百五十五号) ・大通りの歩道で、選挙出流夫が演…(第百五十四号) 
発行 アスオタウン新聞社 asukabunmei.com/town / 無代
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