アスオタウンで会社を作れます(起業・営業・外注・決算・倒産)
アスオタウンに会社を作って経営するながれを足しました。街で働いているうちに「自分でやってみたい」と思うようになり、そのあとはじめてアスオ法務局に用ができます。会社を作るボタンは出しません。
■ 事務所は先に借りてから登記します
登記と契約は別の行為です。コワーキングスペースは東アスオの空いた長屋で、受付の人と直接(入会金 30,000 円・累計売上50万から)。アスオ中央の事務所はアスオ不動産に寄って(敷金三月+礼金一月で 720,000 円・累計売上300万から)。どちらも戻りません。
先に借りてあれば、登記のときに本店をどこにするか選べます。家を持っていなければテント、買っていれば自宅も選べます。あとから借りたぶんへも同じ窓口で移転できます。
不動産屋「貸事務所は、決算書を 二期ぶん いただいて おります」
■ 本店で背広に着がえて営業に出ます
本店の壁にコート掛けが立ちます。そこで着がえると、背広を着て、かばんを提げて、営業モードに入ります。三つで一つです。出かけているあいだ掛けは空になり、たいちは右手にかばんを提げて歩きます。営業中かどうかは文字ではなく絵で分かります。
営業先は町の十軒。店ごとに好みの売りものが決まっていて、合っていれば三回・外れていれば五回通います。外れは金額も二割引きです。時間帯や実績で断られることもあります。アスオ商事と市役所は大口で、金額が三〜四倍になります。
■ 受注したら外注に発注します
案件を取ったら本店のパソコンから外注に発注します。外注費はその場で会社から出て、上がったら電話が来ます。発注しないと一つも進みません。
📠 看板の 大野「足場、要りますか」 外注費 ¥195,000
……
📞 看板の 大野「例の やつ、上がりました」
原価はチラシ40%/SNSの運用30%/ホームページ50%/写真50%/看板65%。材料と設置があるぶん看板が高く、金額の大きい仕事が必ずしも得ではありません。社員の腕が足りていれば内製できます。
■ 納品は頼んだ相手のところへ
できあがったら相手のところへ持っていきます。納めたものは絵で出ます。十軒 × 五品 × 成功/差し戻しで百枚。一九九〇年代の、個人商店が知り合いに頼んで作った販促物です。
社員の腕が足りないと一度差し戻されます。そこで出る絵は出来が悪いのではなく、頼んだものと違います。
📮 頑固親父「……これ、うちが 頼んだ ものと ちがう」
(別のメニューの写真です)
■ 一期=納品五件
決算で引かれるのは、家賃・席料・従業員給与・顧問料・社会保険料・消費税・借入返済・法人税・役員報酬(源泉所得税を天引きして口座へ)。社会保険料は社員が一人もいなくても社長のぶんがかかります。消費税は開業から二期は免税で、三期めから急に重くなります。
■ 社員が働きます
机に向かって座り、打つ → 手が止まる → 紙をめくる → 伸びをする、と手を動かします。一人ずつずらしてあるので全員が同じ動きにはなりません。本店ならどこでも出社します(テント二席/自宅四席/コワーキングと事務所は八席)。
■ 顧問の先生
アスオ法務局の待合の長椅子に税理士と社労士が座っています。税理士がいると法人税が安くなり税務署の封筒が来ません。社労士がいると社員が辞めず、席が二つ増えます。
税理士の佐渡「決算、ご自分で組んでますか。……その顔は組んでませんね」
■ 数字の見かた
信用金庫の窓口で会社の通帳(残高だけ)。本店の壁の登記事項証明書には謄本の項目だけ。数字は本店の机の会計ソフト(ブラウン管です)で見ます。期の途中なので確定していないことも断ります。
■ そして倒産
信用金庫が貸してくれるのは累計売上の四割まで。借りたぶんは減り、払えなかった期ひとつにつき百万円ぶん減ります。枠が尽きたら自分の金を会社に入れられます(役員貸付)。財布も空になり、個人でも借りられなくなると、相談に「会社を畳む」しか残りません。
会社は法務局からいつでも畳めます。判を押す直前、雇っている人が走ってきて社長を囲み、もう一度だけ選べます。
👔 新人の 山田「そりゃ ないっすよー 社長」
👔 元 印刷屋の 佐々木「来月の 家賃、払っちゃったんですけど」
ただし借金は消えません。中小の借入は代表者が連帯保証しているので、会社が無くなっても社長個人に残ります。売掛は取りに行く先が無くなり、社員には頭を下げるだけです。
🏦 窓口「お借入 ¥3,300,000 は、連帯保証の ぶんです」
(会社は 無く なった。借金だけ 自分の ものに なった)
スナックじゅりあの「そろそろ引退の社長」に何度か話しかけると、三十年やった会社を引き継ぐ道もあります。第30期から、借金三百万と社員二人つきです。
■ そのほか直したもの
乗り物が消える。アスオタウンと東アスオ以外で降りると、その場から消えて家の前に戻されていました。外の地図はすべて対応しています。
じゅりあママに話しかけられない。カウンターの中のママは席に座った客より必ず遠く、どこに立っても選ばれませんでした。
閉じかっこだけの行。吹き出しの折り返しに禁則処理がなく、「……ですね」の最後の「」」だけが次の行に落ちていました。街の台詞1968通りで381件。いま0件です。
アスオ城の重なり。城が常にたいちより手前で、前に立つと隠れていました。天守と塔は手前、城壁と門は奥に分けています。