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📅 2026-08-18 サイト

アスオタウン更新(大佛山・参道十八丁とばかでかい大仏)

アスオタウンを更新しました。上アスオの北に大佛山(だいぶつさん)という山を足しました。険しい参道を登った先に、ばかでかい大仏がひとりで座っています。

■ 行きかたは二つあります

ひとつは歩きです。上アスオのいちばん北、山の切れ目に石の門柱が二本立っていて、そこから登れます。電車の駅はありません。

もうひとつはです。県道川沿い線の、アスオ川の標識の手前で北へ道が分かれます。そこから林道を東へ走って上がると駐車場に着きます。少し歩くと受付があり、拝観料が七百円かかります。払うと参道の九丁に出ます。

歩けばただ、そのかわり十八丁。車なら九丁からで、そのかわり七百円。どちらを選んでも損はしないようにしてあります。長い十八丁がそのまま代金なので、歩きのほうに受付は置いていません。

■ 登ると息が切れます

参道では、北へ登るほど息が上がって足が遅くなります。止まれば戻ります。水場のそばでは早く戻ります。白い息が出て、上がるほど数も大きさも増えます。

重くなるのは登りだけです。下りと横歩きはそのまま軽く動けます。倒れませんし、戻されませんし、点もつきません。急ごうとすると遅くなる、それだけです。

道ばたには丁石が並んでいます。十八丁から一丁へと数が減っていくので、通るたびに「あと何丁」が分かります。画面の右にも、山の形をしたメーターでいまの高さが出ます。

■ 帰りは転がって下ります

参道にいるあいだは、いつでも「転がって下りる」ボタンが出ます。押すと十秒ほどで下まで落ちていきます。途中で止まれません。十字キーも効きません。山肌にぶつかると跳ね返って、回る向きが変わります。

ただし「ふんばる」を押すと、一タイルほどすべってから止まれます。急には止まりません。連れている人も一緒に転がります。怪我はしません。この街はそういう街ではありません。

■ すれちがうと挨拶されます

登っている途中で、下りてくる一家四人とすれちがいます。向こうが先に言います。下りが先、というならわしです。こちらはボタンで返せますが、返さなくても咎められません。

四人とも言うことがちがいます。父は「上、まだありますよ」、母は「あと半分くらいです」、しんがりは息が切れていて会釈だけです。転がっている最中にすれちがうと挨拶になりません。「えっ」「なにいまの」と見送られます。夜は下りてきません。

■ 山頂の大仏

高さは十一タイル、たいちの十一倍です。はじめて山頂に立ったときだけ、五秒のあいだ動けなくなります。足もとに寄ったところから始まり、引きながら上へ上がっていって、顔が入りきったところで鐘が一つ鳴ります。二度目からは何も起きません。

由来書きも看板も置いていません。先に来ている人がひとりいて、聞かれてもいないことを順に話しますが、数字を言うたびに数字が変わります。「書いてあるものが無いんだ」で済ませます。寺はなく、坊さんもいません。仏だけが先に来て、あとが来ませんでした。

お寺でほとけさまを仲間にしている場合、連れて山頂に上がると走りだして、大仏の隣に座りこみます。修行僧のヒカルもその足もとで拝みはじめます。二人とももう帰りません。お寺は空になりますが、誰もそのことに触れません。

■ そのほか

ひと区切りのできごとを片づけると、ボーナスが五十万円入るようにしました。熊の一件や、頑固親父がうまい水を見つけた件などが対象です。

上アスオに用水路のせせらぎと田んぼの蛙の声、夕方の町内放送のチャイムを入れました。せせらぎと蛙は合成では水っぽくならなかったので、録音に差し替えています。アスオ川にも水の音を入れました。

読み込みの幕で、100パーセントになった瞬間に着ぐるみの頭が外れていたので、ひと呼吸おいてから中の人が出るようにしました。時間帯によって言うことが変わります。

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